よみたんセブンスは2017,18年に同村で開催された日本ラグビー協会主催の国際大会「沖縄セブンズ」のレガシーを引き継ぐことを目的にその後も継続して実施されてきた大会です。コロナ禍に於いても、感染状況の合間を奇跡的にくぐり抜けて安全な大会として行われて今回で7回目を迎えました。
地元自治体読谷村の協力の下、「県内女子ラグビー活性化」、「女性アスリートの活動支援」、「村内スポーツコンベンション活性化」という目的とともに交流会開催の時機を捉えて、世の中にインパクトを与えられる企画にチャレンジすることで、交流会の価値を一層高める活動を行ってきた大会でもあります
今年は交流会立上げ時の狙いの一つである「国際交流」に焦点を当てた「トライアウト企画」を行うことに加え、女子ラグビーのすそ野拡大とともにプレーヤーが長くラグビーに関わることの垣根やハードルを低くすることにつながるプレーヤーの声を世の中に届け、女子ラグビーの環境整備につながる取組み「企画:プロモーション動画の制作」にチャレンジするとのこと。動画の制作が楽しみです!
■読谷村ラグビーフットボール協会 副会長 林 拓司様より
今年度のスペシャル企画として、「国際交流」に焦点を当てた「トライアウト企画」を行いました。特にSNS広告による情報発信が功を奏し、アメリカ人5名、日本人1名の申し込みがありました。当日は、キャンセル、飛び込みなどもあり、既存のプレーヤーを合わせて9名で企画を実施しました。ご協力いただいたJRFU・徳永剛セブンズストラテジーディレクターからは参加者それぞれにコメントをいただき、参加者もとても喜んでいました。参加者からは数名のラグビープレーヤーが誕生することが見込まれるとともに、協会としても競技人口拡大の方法を模索する上で有意義なトライアルができたものと実感しております。
交流試合では、県外3チームと、県外クラブの選手を受け入れて合同チームで参加した地元沖縄のチーム、4チームで2日間合計10試合を行いました。
ビッグクラブもいればアマチュアのクラブチームもいる中で、ラグビーを通したつながりをお互いに楽しむことができました。
特筆すべきは参加選手の年齢幅です。下は16歳、上は59歳、内訳としては高校生9名、30代8名、40代6名、50代1名(他は20代)と、年齢も経験も多様なプレーヤーが交わり、関係を深めました。
印象的なのは、お互いに再会を約束し合うシーンが頻繁に見られたことです。勝敗を競うことを目的とするいわゆる競技スポーツとしての楽しさもさることながら、リスペクトやインテグリティを土台とし、お互いを大切に思う気持ちが交わる中で、ラグビー文化の深い魅力に若いプレーヤーたちも触れることができたのではないでしょうか。
また、試合間のエキシビジョンでは、地元の女子サッカーチームとラグビーボールでサッカーを楽しみました。競技、所属、年齢、国籍、あらゆる枠を超えて笑顔が爆発したひとときとなりました。
制作動画については、単なる記録にとどまること無く、このようなラグビーの深い魅力、文化的価値を、より多くの方に発信することにもなると思っています。
スクラムジャパン助成金を始めとする様々なみなさまの温かいサポートのおかげで、今年もこのような意義のあるイベントを行うことができました。
多様なクラブ、多様なプレーヤーを受け入れることのできるセブンズイベントとして、これからもチャレンジを続け、成長してまいります。ご支援、ご協力いただいたみなさま、誠にありがとうございました。
■地元テレビ局のニュース映像(画像クリックで再生されます)
https://www.qab.co.jp/news/20230327169769.html
■大会概要
【名 称】よみたんセブンス2023
【主 催】読谷村ラグビーフットボール協会
【後 援】読谷村/ 読谷村観光協会 / 読谷村商工会 / 沖縄県ラグビーフットボール協会
【開催内容と日程】
➢トライアウト > 2023年3月19日
➢交流練習、地域交流等 > 2023年3月20日〜24日
➢交流試合 > 2023年3月25日、26日
【会 場】:読谷村陸上競技場
【参加者】世田谷レディース、名古屋レディース、PEARS、北海道バーバリアンズディアナ、Ryukyu Island Girls RFC、琉球DEIGOS(デイゴス):サッカーチーム
以上
昨年は「ダイバーシティ&インクルージョン」という記念シンポジウムを開催しました。
(シンポジウム録画全編の視聴はこちらからどうぞ。→https://youtu.be/0k_aFsU6f24)