
昨年はコロナ感染の影響で中止になった市内小学生を対象としたタグラグビー大会を行いました。
以下の目的を掲げて市内への普及を推進してきた大会も第7回目を数え、好天の中で元気に行われました。
『小学生がラグビーからコンタクトを除いたタグラグビーをプレーすることにより、ラグビースピリットを通じ仲間と助け合うことを体験し、自ら考えて道を切り開くことを身に付けスポーツを実感することを目的とする。』
佐野市ラグビー協会では、通年小学校へのタグラグビー普及授業を行っており、対象小学校を増やして行く計画はあるものの、指導者(教員)不足が現実の課題としてあります。こうした課題もタグラグビーの大会を継続することで協力者を増やして行くことにつながると考え、佐野市・佐野市教育委員会も支援体制を継続し「自治体ワンチーム」への加盟が昨年行われました。また、昨年行われた「いちご一会とちぎ国体」のラグビー会場を使い、地元マスコミの後援や地元のラグビー応援団体「佐野のラグビーを応援する会」の協賛も得ながら、多くの関係者の協力により継続されています。
佐野市ラグビーフットボール協会 理事長 石井勝尉様より
『コロナ禍で実施できなかった佐野市小学生タグラグビー大会が今年は開催できました。佐野市及び同教育委員会の共催、「佐野のラグビーを応援する会」他の協賛をいただき、多くの小学生が「タグ」を楽しむことができたと思います。参加人数、佐野市内の小学校の現状等、課題は多くありました。
しかしながらスクラムジャパンプログラムの助成及び適切な助言をいただきながら3年ぶりに大会を成功させたことは協会の運営側としても大きな自信につながりました。私は現在佐野高校及び佐野高校附属中学校の教員をしており、中学の体育の授業で「タグラグビー」を実施しています。授業のはじめに「タグラグビーをやったことある人?」と聞くと10年以上前はほとんどいなかったのが、ここ数年はクラスの中に数人は経験者がいます。とてもうれしい瞬間です。今後この質問で手を挙げる中学生の数がさらに多くなることを願ってこの活動を地道に継続していけたらいいなと思っています。』
佐野市ラグビーフットボール協会 理事 仲江川卓哉様より
『これまで佐野市内でラグビーとタグラグビーの普及を目的として、タグラグビー教室を出前授業として、多くの小学校で10年近く実施してきました。また、2022年に行われた、いちご一会とちぎ国体の機運醸成のために本大会を立ち上げ、新型コロナ前には10チーム以上の参加がありました。しかし、学校単位での参加ということから、コロナ禍と昨今の教育現場の多忙な状況の影響を大きく受けてしまい、3年ぶりの開催となった今大会では、参加チームが減少してしまった状況でしたが、参加してくれた子供たちが一生懸命ボールを持って走ったり、タグを取ったりする様子見て、もっと多くの子供にタグラグビーを通して、ラグビーの良さを伝えていきたいという気持ちが湧いてきました。』
【名 称】:第7回佐野市小学生タグラグビー大会
【主 催】:佐野市ラグビーフットボール協会
【共 催】:佐野市、佐野市教育委員会
【後 援】:佐野市スポーツ協会、佐野市小学校体育連盟、栃木県ラグビーフットボール協会、下野新聞社、
佐野ケーブルTV
【協 賛】:佐野のラグビーを応援する会、いちご一会とちぎ国体・いちご一会とちぎ大会佐野市実行委員会
【開催日】:2023年2月11日(土)
【会 場】:佐野市運動公園コンチネンタルホームフィールド(第一多目的球技場)
【参加者】:田沼小学校、植野小学校、佐野少年ラグビークラブ
以上
※自治体ワンチームについて
ラグビーワールドカップ2019は、アジアで初、ラグビー伝統国以外で初のワールドカップとして、日本全国12都市で44日間にわたり開催されました。その観客動員数は170万人を超え、チケット販売率は99%以上と、日本代表の快進撃とあわせてこれまでにない盛り上がりを見せました。
このラグビーワールドカップ2019を契機としたこのラグビーの盛り上がりを一過性のものとせず、開催国の財産として、日本全国におけるラグビーの普及・振興、ラグビーを行う環境の整備、ラグビーを通じた街づくりや青少年・社会教育活動などに繋げていくことが求められています。これら取組は、ラグビーワールドカップに直接関わった開催自治体や公認・事前キャンプ地自治体に限らず、これからラグビーの応援・発展を志す自治体も含めて広く、日本ラグビーフットボール協会とも緊密に連携して取り組むことが望ましいと考えられます。
そのような趣旨から2020年3月10日、「ラグビーとの地域協創を推進する自治体連携協議会(通称「自治体ワンチーム」)が設立されました。

【2025年3月コメント追記/事業責任者・仲江川 卓哉 様より】
SPJに参加するまでは、当協会のみで活動を行ってきました。その中で、「ラグビーのコアバリューを社会に、子供たちに広げていきたい」「ラグビーを通した社会貢献がしたい」という思いからSJPに参加することにしました。この判断は、協会の活動に刺激を与えてくれるものとなったと同時に、自治体との協力体制を強化するものになりました。日本協会がSJPを行っているおかげで、佐野市や地元企業とのつながりも、これまで以上にスムーズになりました。SJP活用をきっかけに、活動をより活性化させていきます。