福知山市ラグビーフットボール協会は、福知山市および近隣市町村に住む小学4年生から中学3年生までの児童・生徒を対象に、放課後の健全な活動機会を提供し、地域における運動機会の格差やスポーツの選択肢の少なさといった課題の解決を目指して、本事業「福知山市放課後ラグビープログラム」を実施されました。
北近畿エリアでは、継続的に活動するラグビーチームが福知山市にしか存在しておらず、ラグビーに触れる機会が非常に限られている状況にあるとのこと。こうした環境の中で、本プログラムは、子どもたちがラグビーという新たなスポーツに出会い、仲間と協力しながら楽しみ・成長できる”入り口”となることを目的とされています。
誰もが自由に参加できる開かれた場をつくることで、「体を動かす楽しさ」「仲間と協力する喜び」「挑戦する心」を育み、地域の子どもたちの心身の成長と交流の場となることを目指し、将来的には、本プログラムを継続的な地域事業として発展させ、地域にラグビー文化が根付き、子どもたちにとって身近で誇れるスポーツのひとつとして広がっていくことを願って取り組まれています。
【福知山市ラグビー協会 理事 外賀一薪 様からのコメント】
本事業「福知山市放課後ラグビープログラム」は、福知山市および周辺地域の小学4年生から中学3年生までを対象に、ラグビーの基礎技術やチームワークを楽しく学ぶ場として、経験の有無を問わず安心して参加できる内容とし、2025年度は福知山市民体育館において、7月31日、8月7日、8月21日、8月28日の計4回開催しました。延べ26名が参加し、JRFU公認のA級・B級コーチ資格を持つ指導者が中心となって、安全面に配慮しながら質の高い指導を行うことができました。
子どもたちがラグビーの楽しさを知り、笑顔でプレーしている姿が印象的でした。安全に配慮しながらも挑戦する気持ちを大切にすることで、技術面だけでなく人間的な成長にもつながったと感じています。今後はさらに多くの子どもたちに参加してもらえるよう取り組んで参ります。
参加者からは「ハンドリングが上達した!」という声が寄せられ、保護者からも「子どもが楽しそうに帰ってきました」との感想をいただきました。初めてラグビーに触れる子どもたちも安心して取り組むことができ、基礎技術の習得やチームプレーの楽しさを実感していました。
短期間であっても、子どもたちの成長や意欲の高まりを実感できたことは大きな成果でした。また、平日夜に開催することで、学校や家庭以外の「第三の居場所」としても機能し、地域に根ざしたスポーツ文化の醸成につながったと考えています。
一方で、参加者数は一定の成果があったものの、今後はより幅広い学年や地域からの参加を促す必要があります。また、体育館という限られたスペースでの実施であったため、より実践的なプレー機会を増やすには環境面の工夫も課題として挙げられます。さらに、短期間の開催であったことから、継続的に子どもたちの成長を支えられる仕組みづくりが今後の検討課題だと捉えています。
今後の展望としては、春休みや夏休みの期間も活用しながら、放課後ラグビープログラムを毎年開催し、継続的に取り組んでいきたいと考えています。子どもたちが安心して挑戦できる場を地域に根付かせ、心身ともに健全な成長を後押しできるよう、引き続き努めて参ります
■イベント概要
【名 称】:福知山市放課後ラグビープログラム
【主 催】:福知山市ラグビーフットボール協会
【開催日】:2025年7月31日~8月28日の計4回
【会 場】:福知山市民体育館(京都府福知山市和久市町254)
【参加者】:小学生、中学生の男女 26名
以上








