大分県ラグビー協会では、中学生の秋季新人大会を新たに創設されました。 翌年度の九州大会予選会のシード枠を決定する大会として位置づけられている新人大会を新たに2回に分けて行うポイント制としたもの。
昨年までは、10月に行う別の大会を新人大会として扱っていたものを、「代替わりの秋季~新人戦を通して大きく伸びる時期である」、「大会を2回に分けることで安全に行える」、「県予選からトーナメント方式の緊張感をもった試合経験を増やしたい」等の理由から、中学委員会内での協議・協力によって大会の新設を実現されました。
【大分県ラグビー協会 中学委員長 井餘田 亮 様からのコメント】
「県内での試合機会を増やしてジュニアカテゴリーのレベルアップを図りたい」、こうした中学委員会内での意図に対して、従来からの日程、予算不足、グラウンド確保、安全面の確保など、様々な課題をクリアするために中学委員会内でアイデアを出し、協議して実現しました。関係者の皆さまと連携・協力してできましたことにたいへん感謝いたします。
来年度の九州大会予選のシード権をかけた初の試みを行ないました。これまで交流試合やジャンボリー形式の大会は行なってきましたが、この時期にトーナメント方式の公式戦を行えたことで例年より中身が濃いレベルの高い試合内容となりました。生徒らにはこの大会を通じて交流試合とは異なる1試合の真剣勝負に慣れてもらいたいこと、そしてこの経験が県内のレベルアップにつながることを願っています。
実際に計画・実施することで様々な点を確認することができましたので、更に来年の改善につなげたいと思っています。
【良かった点】
・新チームとなり初の公式戦ということもあり、どのチームも声を掛け合いながら終始良い雰囲気で大会を終えることができた。
・参加した生徒から「トーナメントでの試合は緊張しましたが楽しかった。次の試合でも頑張って優勝したいです。」という前向きな感想をもらえた。
・従来の大会や交流試合は大分市内、別府を利用していましたが、今回玖珠を利用することができ、開催場所を分散出来たことは良かった。
・ボールパーソンを選抜チームの3年生にしてもらい、空き時間に自分のチームの下級生にアドバイスしている姿が見られた。
・次回12月7日に決勝戦、3位決定戦を大分県ラグビーフットボール協会主催の「第3回大分県ラグビーフェスタ」(@豊後企画フィールド)内で行うことが決定しており、その際には多くの観客と協会関係者の前で試合することができる。
【課題点】
・課題点としては、ドクターの確保が直前まで決まらなかったこと。開催する曜日を含めて早めの調整が必要である。
・昨年までこの時期には交流大会を行なっており、レフリー委員会と協力してC級レフリーの認定試験を実施していたが、今回の新人大会では認定試験が行えなかったため、本大会内での試験実施は今後の検討事項と捉えている。
※上記2つの課題については、日頃から良い連携をいただいている医務委員会、レフリー委員会と協力して改善を図りたい。
・本大会内での女子選手の出場機会も今後の検討事項ととらえている。
・大会を継続し改善するための資金確保(スポンサー)が必要である。
■大会概要
【名 称】:令和7年度大分県ジュニアラグビーフットボール競技秋季新人大会
【主 催】:大分県ラグビーフットボール協会 中学委員会
【後 援】:(株)アシスト・コア
【開催日】:2025年11月1日(土)
【会 場】:玖珠町総合運動公園(大分県玖珠郡玖珠町山田90)
【参加者】:中学生男女90名
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