
福知山市ラグビーフットボール協会は、本事業「他府県交流会in京都・福知山」を京都府北部におけるラグビーの認知度向上と、地域における競技継続の基礎づくりを目的として、計画・実施されました。
現在、京都府北部エリアではラグビーの継続的な活動が困難な状況があり、福知山市内に1チームのみという現状のため、本交流会を通じて、「福知山でも試合ができる環境が整っている」こと、そして「他府県のチームと交流できる機会がある」ことを広く示し、ラグビーに対する関心を高めたいと考えています。地域内外のチームとのつながりを持ち、将来的には福知山およびその周辺地域において安定的に試合が開催できる環境づくりを目指す、素晴らしい取り組みです。
【福知山市ラグビー協会 外賀 一薪 様からのコメント】
2025年6月29日(日)、福知山市において「第1回フレンドリーマッチin福知山」を開催することができました。京都府北部では数少ないラグビーの競技機会を地元で創出し、他府県との交流を図ることを目的に実施された本事業を無事に終了することができました。
第1回の開催ということで手探りの部分も多かったですが、福知山でラグビーの交流戦を実施できたことを心から嬉しく思います。参加してくれた選手たちが、笑顔でプレーしている姿が何よりの成果です。今後も継続して開催できるよう、今回の課題を整理し、より良い大会にしていきたいです。
事業に取り組んでよかった点は4点あります。
1点目は福知山での開催実績を作れたことです。これまで遠方まで移動しなければ試合ができなかった地域において、「福知山でも試合ができる」という実績を作ることができました。地域の競技環境づくりの第一歩となりました。
2点目は他府県との交流が実現したことです。大阪や福井からチームを招待し、他地域とのネットワークづくりや今後の連携に向けた足掛かりができました。
3点目はミニラグビー育成につながったことです。初心者レフリーが実際の試合でレフリングを担当する場を設け、育成と実践の機会を提供できました。レフリーという地域内でラグビーを支える人材の育成という観点からも有意義な取り組みとなりました。
4点目は熱中症対策の環境整備ができたことです。各チームに冷房が効いた控室を1部屋ずつ用意し、安心・安全な環境で試合を実施することができました。
今後の課題としては参加チームの幅をさらに広げることです。今後は兵庫県のチームや急遽来られなくなった福井県内の別のチームも招待するなど、より早い段階での連絡・調整を行い、さらに広い地域との交流を実現していきたいと思います。また、継続して開催するためには安定的な資金確保が不可欠です。例えば「交流会」から「大会形式」へと発展させることで、イベントとしての認知度や価値を高め、参加費を設定することで運営費の一部をまかなう体制を整えることも、今後検討していきたいと考えています。
参加者のコメントは以下の通りです。
・保護者のコメント「遠征しなくても地元で試合ができるのは本当にありがたいです。準備してくださったスタッフの皆さんに感謝です。」
・参加者の声(U-12)「知らないチームと試合できて楽しかった。また福知山でラグビーがしたい!」
・レフリーの声「初めて実際の試合で試合を吹いて緊張しましたが、すごく勉強になりました。次もやってみたいです。」
【名 称】:第1回フレンドリーマッチin福知山
【主 催】:福知山市ラグビーフットボール協会
【協 力】:J・福知山ラグビースクール
【開催日】:2025年6月29日(日)
【会 場】:複合型スポーツ施設 S-LAB(京都府福知山市上天津1790-1)
【参加者】:小学生、社会人(レフリー)の男女55名
以上