
岡山県ラグビー協会では、小学校、幼稚園児が新しい学年に上がるタイミングをとらえてラグビー体験会を開催されました。県内のラグビースクールとタグラグビーチームの協力によってそれぞれの活動場所で行い、費用を抑えるために体験会で使用する用具(ラグビーボウリング・ラグビーモルック)を自作する工夫をされました。
この取り組みをきっかけに、勧誘することの意識が高まり、ラグビーのすそ野の拡大が大いに期待されます。
本企画運営をされた責任者の方から、「今回のキャンペーンをきっかけに、各スクールが継続して勧誘をがんばってほしい!」、とのコメントをいただきました。
【岡山県ラグビー協会 普及育成委員長 段堂 雅信 様からのコメント】
年度が変わり春を迎えると、新しいことに挑戦したくなる気持ちを活かして、新入生勧誘キャンペーンを実施しました。今回は、県内の5つのスクールに加え、2つのタグラグビーチームにも声をかけました。
基本的な内容は以下のとおりです。
① 初めて参加した子どもと、その子を連れてきた子ども両方に、ラグビーボール型キーホルダーをプレゼント
② パスターゲット、ラグビーボウリング、タグラグビー体験などのイベントを実施
各スクールにこれらの企画を提案し、必要なグッズやイベント用品を提供しました。
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良かった点
• 子どもたちが学級の友だちを誘うきっかけとなりました。岡山県ではラグビーの認知度が高くないため、口コミによる勧誘は非常に効果的です。
• パスターゲットやラグビーボウリングなど、普段の練習では体験できないアクティビティがあり、スクールの子どもたちも楽しんで参加できました。
• 日本ラグビー協会が提案する「みんなでつなげるラグビースクール体験会」とタイアップして実施できたスクールもありました。
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改善点
• 1回だけの声かけでは参加者が少なく、今回のキャンペーンによる新規参加者は各スクールで数名程度にとどまりました。
• パスターゲットの準備に手間がかかりました。
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参加者の声
【子ども】
• 普段のラグビー練習では体験できないことがあって楽しかった。
• 弟や妹を連れてきたので、キーホルダーがもらえてうれしかった。
【各スクールコーチ】
• 今回のキャンペーンは勧誘活動への意識づけとして非常にありがたかった。今後も継続的に勧誘に取り組んでいきたい。
【責任者】
• 各スクールの6年生が卒業し、人数が減った状態でのスタートとなりましたが、今回のキャンペーンのおかげで、県内のラグビー関係者の気持ちを一つにして「みんなで勧誘をがんばろう」という意識が共有できたことが何よりの成果でした。
• 県北から県南、タグラグビーチームまで、グッズの運搬やイベント運営において、普及・育成担当の平川氏には多大なご尽力をいただき、大変感謝しております。
■大会概要
【名 称】:年度がわりラグビー体験会
【主 催】:岡山県ラグビーフットボール協会
【共 催】:県内スクール 県内タグラグビーチーム
【開催日】:2025年3月22日(土)
【会 場】:岡山県内各スクール練習場所及びタグラグビーチーム練習場所
【参加者】:未就学児、小学生 310名
以上