盛岡市周辺地域の中学生年代のラグビー競技人口拡大を目的として「放課後ラグビー」の初回開催を6月3日に行いました。
「放課後ラグビー」は、日本ラグビー協会普及育成部門が平日にラグビーを行う環境作りの一環として全国に展開・推進する施策です。
盛岡市ラグビー協会では前年行った経験を活かして、今年は「自主運営事業」として実施するものです。
新たな取組みは開催に至るまでの、実施会場の確保、指導者の確保、参加者募集計画や事業の収支等々、様々な計画と準備が必要となるため、事務局的な役割があってはじめて成り立ちます。また、地元自治体、企業、地元協会の連携協力があって継続的な運営につながるものと考えます。
「平日にラグビーを行える環境作り」が、ラグビーのすそ野拡大につながる好事例として、また、中学校の部活動が地域へ移行される今後を見据えた取組みとして、今年の開催計画20回のスタートを切りました。
盛岡市ラグビーフットボール協会 副理事長 斎藤 貴光 様 より
放課後ラグビー「盛岡クラス」は、盛岡市ラグビー協会が盛岡市スポーツ推進課との共催事業として、下記を目的に事業を運営しております。
●ラグビースクール経験者が中学進学後もラグビーに触れることができる機会を増やす
●他のスポーツに取り組む中学生がラグビーに触れる機会を設ける
●試合や大会出場を目的としない「スポーツ参加」を希望する中学生へ活動の場を提供する
令和4年度日本ラグビー協会の事業としてスタートした放課後ラグビー「盛岡クラス」は、盛岡市近郊の小中学生を対象とし、ラグビー経験の有無を問わず参加頂けるプログラムとなっておりますが、一般の方への周知が広がり難く、令和5年度の参加者は週末にラグビースクールに通う生徒さんが多くなっています。
参加している生徒さん達は、普段のチーム活動とは異なる雰囲気を平日ナイターの環境の中で楽しんでくれているようです。
残念な事に岩手県内のラグビー競技人口は減少し続けており、特に高校生プレーヤーの減少が顕著に現われております。そのような状況に少しでも貢献したいという思いで立ち上げた放課後ラグビー「盛岡クラス」ですが、岩手県内の他地域でも放課後ラグビーとして事業を立ち上げる動きも出てきました。
本年度からは盛岡市内高校現職の先生方にも関わって頂き、スポットコーチとして指導を受ける機会も設けます。高校生になるまでの過程において、高校現職の先生方と触れ合うことで、高校生になってもラグビーを続けるイメージを持ちやすくする事ができれば、プレーヤーを継続する事に繋がるのではないかと期待しています。
盛岡市ラグビー協会は本事業を継続し、中学校部活動の地域移行する機会でラグビー競技への関心度を上げ、ラグビー未経験者の掘り起こしと、ラグビースクール経験者が継続してラグビーに関わり続けられる環境整備に注力してまいります。
【名 称】:放課後ラグビー「盛岡クラス」
【主 催】:盛岡市ラグビーフットボール協会
【共 催】:(一社)岩手県ラグビーフットボール協会
【後 援】:(公財)日本ラグビーフットボール協会
【開催期間】:2023年6月〜10月(20回程度行う計画)
【会 場】:いわぎんスタジアム、下橋中学校、きたぎんボールパーク
【対象者】:小学5年生〜中学生(未経験者も対象)
※以下の写真は第1回目と2回目の写真です。