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第8回関西タグラグビーフェスティバル2016

 

第8回関西タグラグビーフェスティバル2016

 

 ■名称 第8回「関西タグラグビーフェスティバル2016」琵琶湖CUP in 長浜ドーム

 ■主催 日本ラグビーフットボール協会・関西ラグビーフットボール協会

 ■主管 滋賀県協会・関西協会普及育成委員会・琵琶湖CUP運営委員会

 ■協賛 ㈱BLK JAPAN

 ■後援 滋賀県,滋賀県体育協会,長浜市教育委員会,米原市教育委員会

 ■開催日時 2016年5月21日(土)9時00分~16時00分

 ■開催場所 滋賀県立長浜ドーム(滋賀県長浜市田村町1320)

 ■参加者 45チーム・約450人(エントリー選手355人,スタッフ・観衆約100人)

   • 琵琶湖CUP(小学生経験者)…15チーム・131人

   • 長浜CUP(小学生初心者)…14チーム・105人

   • 近江CUP(一般)…16チーム・119人

 

本フェスティバルは,「誰もが気軽に楽しめるスポーツ」であるタグラグビーを

より身近なものとし,「関西協会エリア(北陸・東海・近畿・中国・四国)一円の

タグラグビープレーヤーとスポーツ愛好者が集い,

タグラグビーの試合や体験教室を通じて交流・親睦を深め,

もってタグラグビーの普及・振興を図る」ことを目的として,

2009年度から実施しています。

 

今年で8回目!!!

今回で8回目の開催を数えますが,近畿・東海・北陸の中間地点,

滋賀県長浜市の長浜ドームでの開催は7回目。

湖北でのタグフェスタは春の風物詩として,関西タグラグビーシーンに定着し,

今回も355人の選手をはじめとする多くのタグラグビー愛好者の参加のもと

盛大に開催されました。

大会名の「関西」の名のとおり,関西協会管内各地や遠く神奈川県からご参加を

いただきました。

春シーズンの幕開けを告げるこの日を待ちわびた常連チームだけでなく

新たなチームのエントリーにより,このフェスタにまた新しい歴史が加えられたことは

嬉しい限りです。

 

特に今回は,全社スポーツ大会種目でタグラグビーを採用された

京セラグループ関係の5チームに参加いただきました。

社内親睦も兼ねた新しい参加形態として注目すべきところです。

また,神奈川から参加いただいた「たぐんちゅ」は,

定期的に「大人のタグラグビー」を開催されていて,そのタグラグビースキルもさることながら,成人のタグラグビー展開に一石を投じられているチーム。

今回は,関西にその取り組みの一端をご教示いただきました。

 

湖畔の田園に浮かぶ巨大なドームの屋内に響く

タグラグビーのテーマソングに迎えられた参加者は,

開会式を待つ間も長旅の疲れをみせず,思い思いにラグビーボール片手に

広い会場を駆けまわっていました。

 

フェスタの幕開け

フェスタの幕開けは開会式最後のキックオフイベントです。

㈱BLK JAPANさんから60球ものタグラグビーボールのご提供をいただき,

会場のボールは,試合球はもちろんすべて同じニューボール。

そのボールをチームの代表者約50名がキックオフのホイッスルを合図に

一斉にドームの天井めがけて蹴り上げ,大きな拍手に包まれてフェスタの幕が開きました。

 

今年度も,3つのカテゴリー(「琵琶湖CUP」…小学生経験者の部(小学4年生~6年生),

「長浜CUP」…小学生初心者の部(小学1年生~6年生),

「近江CUP」…オープンの部(年齢制限なし,成人・子ども混成可))を設け,

あらゆる世代が楽しむことができるスポーツとしての打ち出しを鮮明にしました。

 

フェスタ史上初めて,「近江CUP」のエントリーチーム数が

他の2つのカテゴリーエントリー数を上回り,

かつ各カテゴリーのチーム数がほぼ均等(14~16チーム)となりました。

これまで小学生を中心に普及してきたタグラグビーが,

中学や成人世代にも拡がってきていることを象徴する出来事であり,

タグラグビーのさらなる可能性を感じさせるものとなりました。

 

かつて,小学生期に一緒にタグラグビーをプレーした中学生たちによる

タグ同窓会のようなチームや小・中学生・成人が混在したチーム,

大人だけでタグラグビーを生涯スポーツとして楽しむチームや家族で構成したチームなど,

多様なチーム構成が見られました。

多世代が楽しむことが出来るタグラグビーフェスタが定着し,

これからのスタンダードとして展開していく基礎が固まってきたことが伺えます。

 

幼児,小・中学生,高校生,大学生や成人といったすべての世代が広い地域から集い,

タグラグビーを存分に楽しむことは,多くの方々の御理解と御支援なくして

成立するものではありません。

今日の思い出を持ち続けて,子どもたちには,

スポーツが大好きな少年・少女に育っていってくれるよう,

また,すべての参加者が,タグラグビーを通じて得た経験が,

日々の生活の中で,活かされるようにと切に願っています。

 

6面同時進行は圧巻

ゲームは,フィールドいっぱいに6面のコートを配置し,

1チームにつき5試合を設定しました。

6面同時進行でのゲームは圧巻です。

ゲーム時間は,待ち時間などを考慮し,10分ワンハーフ。

前のゲームが終わればすぐに次戦を行い,レフリーや記録は,

前試合のチームが中心となって行うフレンドリーな試合形式。

この手法も徐々に定着し,とりわけ今回は各チームが

主体的に関わっていただいたおかげでとてもスムーズに進行することが出来ました。

子ども達もタッチジャッジや点数表示などの運営に関わり,

ゲーム以外の楽しさも味わっていました。

ノーサイドの笛を聞いた後は,そのままコート上でレフリー進行のもとに

双方のチームが相手チームの良かった点を伝えあったり,

チーム紹介をしたりして,タグラグビー仲間同士の交流を深めました。

 

MVPではなく、MIP

恒例となった「MIP(most impressive player)賞状」の贈呈は,

レフリーからその試合の「最も印象に残ったプレーヤー」を表彰するもので

今回も継続実施しました。

「最優秀選手(MVP)」でないところに狙いがあり,懸命に頑張ったり,

ふるまいが素敵だったりしたプレーヤーをみんなで讃えようとするもの。

レフリーの側からもプレーヤーのスキルを引きだしながら

ゲームを盛り上げるという観点でレフリーを楽しんでいただくための趣向です。

 

ラグビーのコアバリュー「タグラグビーを通じて伝えたい大切なこと」のうちのひとつ,

「リスペクト」。

タグラグビーの文化として定着していって欲しいと思います。

ラグビーの素敵な文化を子どもたちに伝えることは,我々指導者の使命でもあり,

より良い形を創っていく努力を惜しむことなく行っていきたいと考えます。

 

ルールは,攻撃有利の点の取り合いというスタイル。

約1,000本のトライ量産に会場は大いに沸きました。

また,試合時間が10分と短時間のため,トライ後だけでなく,

フリーパスなどプレーの切れ目にも選手の入替えを認めるなど,

このフェスティバルを楽しむための措置を講じました。

日頃は裏方に徹するスタッフ団もチームを編成し出場しました。

若い力に翻弄されながらも健闘。

いつもと違う角度からタグラグビーの楽しさを満喫し,

笑顔でプレーすることを参加者の皆さんに学び,楽しみながらのフェスタ参加となりました。

 

各地で大小の交流会が頻繁に開催される状況を

フェスタ立ち上げ当初からの目的でもある、

「各地で大小の交流会が頻繁に開催」される状況を創っていく上で,

広い地域から様々なお立場でご参加いただいたことは大きな財産となっています。

 

今回のようなフレンドリーな大会やチャンピオンシップを取り入れた力試しをする大会,

様々な形態を参加者が選択できるような機会を設けること,

そのためには,今回参加いただいたスタッフやチームが中心となって,

眼にされ,経験されたことをお住まいの地域で実践していただくことが

タグラグビー発展に不可欠ではないかと思います。

 

性別や年齢を問うことなく同じグラウンドで競い合えるというタグラグビーの特性を

活かし,より身近な地域レベルでの取組として広まっていくことを願っています。

結びに,フェスティバルを通じて,このスポーツに寄せる多くの方々の強い期待を感じました。

 

皆さまのお力を結集して,タグラグビーがより良い環境のもと発展していくことを願ってやみません。

数年後に振り返った時に,「今回のフェスティバルが出発点となった」と回顧出来るかどうかは,速やかに,しっかりと検証・評価を行い,改善のうえ,

計画,実行していくサイクルを確立できるかにかかっています。

今,そのスタート地点に立てたことをたいへん嬉しく思います。

 

「観る」・「支える」スポーツを大切にしながら

「自らプレーする」スポーツへの道も多くの方が,ラグビーボールに触れ,

グラウンドを駆ける爽快感を味わい,ノーサイドを体感していただくこと

様々なお立場でタグラグビーやラグビーを支援・応援いただくこと

ラグビーファンになっていただくこと

プレーヤー自らがレフリーをはじめ競技運営に関わることで,

より素晴らしい集いに繋げていくこと

今後も,日本ラグビーフットボール協会の理念「WE ARE RUGBY FAMILY」の下に,

タグラグビーやラグビーがもつ魅力を共有し,それらを愛する方々の支持を得ながらの

普及活動を目指していきたいと思います。

今後ともよろしくお願いいたします。

 

結びに,今大会開催にあたり,ご協力,ご支援いただきました

すべての皆さまに心から感謝を申し上げ,実施報告とさせていただきます。

ありがとうございました。

 

(文責)

関西ラグビーフットボール協会

普及育成委員会タグラグビー部門

アドバイザー 長手 信行

 


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